※見出し画像・本文中の画像は NotebookLM で生成しています。 セミナーを開催したいけど、企画書を作るだけで半日、 スライドを整えるのにさらに丸一日…… そんな経験はないでしょうか。 実は、Googleが提供するGeminiとGoogleスライドを組み合わせれば、セミナーの企画立案からスライド完成までを、大幅に短縮できます。 この記事では、セミナーの企画 → スライド構成 → スライド生成 → デザイン仕上げの4ステップを、具体的なプロンプト例と操作手順つきで解説します。 60分のウェビナーを例に進めますが、オフラインセミナーや社内研修にも応用可能です。
Xで投稿した内容をより具体的にしたものが本記事です。 私が監修した「Google 公式 画像生成プロンプトガイド」 無料ダウンロードはこちら https://cloud.google.com/resources/content/intl/ja-jp/imagenpromptguide?hl=ja
テーマや目的が漠然としたまま資料作りに入ると、あとから構成を何度もやり直す羽目になります。 Geminiを使えば、手元の情報を整理しながら、短時間で企画の骨子を作れます。 事前に準備する情報として、次のような項目をテキストにまとめておきましょう。 過去にセミナーを開催したことがあれば、その振り返り資料やアンケート結果をPDFにしてアップロードすると、企画の精度が上がります。 準備する情報の例としては、
あなたはBtoBマーケティングの専門家です。
以下の情報をもとに、60分のオンラインセミナーの企画書を作成してください。
企画書には
「セミナータイトル案(3つ)」
「ターゲット」「参加者が得られるベネフィット」
「セミナーの流れ(タイムテーブル)」
「集客チャネルの提案」を含めてください。
【セミナー情報】
・目的:〇〇〇
・想定参加者:〇〇〇
・前回の課題:〇〇〇
・取り上げたいテーマ:〇〇〇
・登壇者:〇〇〇
・形式:Zoomを使った60分のウェビナー(質疑応答10分含む)
ポイントは、Geminiに「役割」を与えること(例:BtoBマーケティングの専門家)と、出力に含めてほしい項目を明示的にリストアップすることです。 漠然と「企画書を作って」と頼むより、具体的な指示を出したほうが実用的な出力が得られます。 Geminiが企画書を生成したら、必ず人間の目でレビューしましょう。 特に確認すべきは、ターゲットの課題感とセミナー内容がかみ合っているか、タイムテーブルに無理がないか(60分で詰め込みすぎていないか)、自社の強みや独自性がきちんと反映されているか、の3点です。 気になる箇所があれば、チャット欄で「タイムテーブルの後半をもう少しワークショップ形式に変えて」のように追加指示を出せば、その場で修正してくれます。
企画が固まったら、次はスライドの「設計図」を作ります。 いきなりスライドを生成するのではなく、まずページごとに何を載せるかをテキストベースで決めておくと、後工程がスムーズです。
ステップ1で作成した企画書の内容をもとに、ウェビナー用のスライド構成を作成してください。
以下の条件に従ってください。
・60分のウェビナーで使用するスライド(目安:30〜40枚)
・ページごとに「スライドタイトル」「掲載するテキスト(箇条書き3〜5点)」「推奨する図・イラスト・グラフの説明」を記載すること
・冒頭にアジェンダスライド、末尾にまとめスライドとCTA(次のアクション誘導)スライドを含めること
・セクションの切り替わりには中扉スライドを入れること
・専門用語には補足説明を添えること
このプロンプトで生成される出力は、たとえば「スライド1:表紙(セミナータイトル、日付、登壇者名、会社ロゴ)」「スライド2:アジェンダ(本日お話しする3つのポイントを箇条書き)」「スライド3:自己紹介(登壇者の写真、経歴、実績を簡潔に)」……のように、1ページずつ具体的に整理されたものになります。 60分のウェビナーであれば、1スライドあたり平均1.5〜2分で話す想定で30〜40枚程度が目安です。 ただし、図やグラフを見せながらじっくり説明するスライドもあれば、テンポよく流すスライドもあるので、各ページの「想定説明時間」もGeminiに記載してもらうと、タイムマネジメントに役立ちます。 生成された構成案は、このあとのスライド生成にそのまま使います。 内容に過不足がないか、流れが自然かを確認し、必要に応じて順番の入れ替えやページの追加・削除を指示してください。
ここからが、Geminiの真価が発揮される工程です。 2025年10月のアップデートにより、GeminiのCanvas機能でスライドを直接生成し、そのままGoogleスライドにエクスポートできるようになりました。 以前はHTMLやGAS(Google Apps Script)での複雑な変換が必要でしたが、今はボタン一つで完了します。
まず、Geminiにアクセスし、チャット欄の下部にある「ツール」から「Canvas」を選択します。 画面がCanvasモードに切り替わり、左側にチャット欄、右側にCanvasエリアが表示されます。 次に、チャット欄に以下のようなプロンプトを入力します。ステップ2で生成した構成案をそのまま貼り付けるのがポイントです。
下記のスライド構成をもとに、Googleスライド用のプレゼンテーションを作成してください。
デザインはビジネス向けの洗練されたトーンで、配色はネイビーとホワイトを基調にしてください。
{ステップ2で生成した構成をここに貼り付け}
しばらく待つと、Canvasエリアにスライドのプレビューが表示されます。 テキスト、レイアウト、画像が配置された状態で生成されるので、チャット上でそのまま修正指示を出すこともできます。 たとえば「5枚目のスライドに棒グラフのイメージ画像を追加して」「表紙の背景をもっと明るい色にして」といった指示が可能です。 重要な注意点として、Gemini Canvasで一度に生成できるスライドは15枚前後が上限です。 60分のセミナーで30〜40枚のスライドが必要な場合、セクションごとに分けて生成するのがおすすめです。 たとえば「導入パート(スライド1〜10)」「本編パート前半(スライド11〜20)」「本編パート後半(スライド21〜30)」「まとめパート(スライド31〜35)」のように区切り、それぞれ個別にCanvasで生成します。 納得のいくスライドができたら、Canvas画面の右上にある「スライドにエクスポート」ボタンをクリックします。 数秒〜数十秒待つと、画面左下に「新しいスライドを作成しました」という通知が表示され、「スライドを開く」をクリックするとGoogleスライドが別タブで開きます。 なお、エクスポートボタンの右にある下向き矢印をクリックすれば、PDF形式でのダウンロードも可能です。
Googleスライドにエクスポートされたスライドは、テキストボックスや図形として編集可能な状態で出力されます。 ただし、Canvasからのエクスポート時にレイアウトが微妙にずれることがあります(テキストの改行位置がおかしい、余白のバランスが崩れているなど)。ここからは手動で微調整していきます。 デザインのブラッシュアップに活躍するのが「Nano Banana Pro」です。 Nano Banana ProはGoogleの最新画像生成AIモデル(Gemini 3 Pro Imageベース)で、2025年11月からGoogleスライドに統合されました。 主に3つの使い方ができます。 1つ目は「Beautify this slide(このスライドを美しく)」機能です。 スライドを選択した状態でワンクリックするだけで、テキストの内容を保持したまま、プロがデザインしたような視覚的に洗練されたスライドに自動変換してくれます。 文字ばかりのスライドを一瞬でビジュアル豊かなものに変えられるので、デザインに自信がない方にとって強力な味方です。 2つ目は「Help me visualize(視覚化をサポート)」機能です。 Googleスライドの右側に表示されるサイドパネルから利用でき、プロンプトを入力して画像やインフォグラフィックを生成できます。 出力スタイルを「スライド」「画像」「インフォグラフィック」から選べるため、データの可視化や概念図の作成に便利です。 3つ目は画像の直接編集です。 スライド上の画像を選択し、バナナマークの「画像を編集」アイコンをクリックすると、サイドパネルが開きます。 「この画像を〇〇なイメージに変えて」と指示するだけで、AIが新しい画像を生成してくれます。 仕上げのチェックリストとして、以下の項目を確認するとよいでしょう。
この記事で紹介した4ステップをおさらいします。