「コンバージョン率(CVR)が0.1%改善した」 「顧客獲得単価(CPA)を5%抑制できた」 Webマーケターとして、日々の業務でこうした細かな改善を積み重ねているあなたは、間違いなく優秀で誠実なプロフェッショナルです。 しかし、胸に手を当てて考えてみてほしいのですが、その努力の先に、事業の持続的な成長はあるのでしょうか? 最適化のサイクルを回せば回すほど、なぜか現場は疲弊し、利益は思うように伸びません。その違和感の正体は、多くの企業が囚われている「売上至上主義」という名の罠です。 本記事は、日々のデジタル施策に追われ、その成果に確信が持てないでいるあなたのために書きました。 株式会社北の達人コーポレーションを創業し、東証プライム上場へと導いた木下勝寿氏の著書「ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング」で提唱される哲学は、私たちが信じてきた常識を根底から覆します。 売上を最大化するポイントと、利益を最大化するポイントは、決して一致しません。この冷徹な事実から、目を背けてはなりません。 ぜひフォローをお願いします。 AI × デザイン の力を使った 【企画・集客ウェビナー】を開催します。 無料お申し込みはこちら(310名突破) https://adp-85.peatix.com/ AI × デザイン の力を使った 【資料作成・話し方ウェビナー】を開催します。 無料お申し込みはこちら https://miraichi0904.peatix.com/
問題の根源は、マーケティング活動が「ファンダメンタルズ(戦略)」と「テクニカル(戦術)」に断絶されている点にあります。
では、どうすれば良いのでしょうか? 木下氏が提唱するのが、これら2つを連携させる「デュアルエンジン・フレームワーク」です。それは、揺るぎない土台を築く「ファンダメンタルズ」と、成果を最大化する「テクニカル」という2つのエンジンで事業を推進する思考法です。
すべてのクリエイティブは「誰に」「何を」「どう伝えるか」という3要素で構成されます。 重要なのは、その不変の順序です。「誰に」と「何を」を確定させる前に、「どう伝えるか(=クリエイティブ制作)」に飛びついてはなりません。 1. 「誰に」:ユーザーを9段階で捉え直す 「30代、女性、都内在住」といったペルソナ設定は、時に思考を停止させます。本質は、ユーザーが抱える悩みの深さや、商品との関係性でターゲットを捉えることです。 あなたのメッセージは、どの段階のユーザーに届けようとしているのでしょうか? 2. 「何を」:本当の競合は誰か? USP(Unique Selling Proposition)の発見は、ひらめきではありません。体系的な分析プロセスです。特に重要なのが「競合」の再定義です。ダイエットサプリの競合は、他のサプリだけではありません。
テクニカル・マーケティングの唯一絶対の目的は、売上ではなく「事業全体の総利益を最大化すること」です。D2Cビジネスの収益は、以下の式で決まります。
全体利益 = (LTV - CPO) × 顧客獲得数 (LTV: 顧客生涯価値, CPO: 顧客獲得単価) 広告費を増やしてCPOを上げれば、顧客獲得数は増え、売上は伸びるかもしれません。しかし、一人当たりの利益は減少します。このトレードオフ関係こそが、「売上至上主義」の罠の正体です。 あるLTVが10,000円の商品を例に考えてみましょう。
この構造的欠陥から抜け出すための、最も強力な処方箋が「売上最小化、利益最大化」戦略です。やることは、驚くほどシンプルです。 「赤字、あるいは目標利益率を下回る広告出稿を、すべて停止すること」です。 たとえ、その結果として企業全体の売上が減少したとしても、変わりありません。以下のシミュレーションをご覧ください。 広告Cを停止することで、売上は半減します。 しかし、全体利益は1.5倍になり、利益率は3倍に向上します。これは、事業の出血を止める外科手術に他なりません。あなたの担当する施策の中に、この「広告C」は存在しないでしょうか?
ファンダメンタルズとテクニカルは、断絶したものではありません。両者は一つの連続したサイクルです。