あなたは昨日もFigmaでLPを3パターン組みましたか? Google I/O 2026で発表される見込みのStitch次期アップデートは、その作業を根本から変えるかもしれません。 リーク情報から見えてきた「デザインツールの次の姿」を、現役デザイナーの視点で解説します。 https://x.com/testingcatalog/status/2032860137300570286?s=20
まず前提を整理します。 Google Stitchは、2025年5月のGoogle I/O 2025で発表されたAIデザインツールです。もともとはGalileo AIというスタートアップのプロダクトでした。Googleが買収し、リブランドして生まれたのがStitchです。 AIエンジンにはGemini 2.5 Proを搭載。テキストや画像からUIを自動生成し、Figmaへのエクスポートもできます。現在Google Labsで無料公開中で、月350回まで使えます。 すでに触った方もいるかもしれません。ただ、今回の話はここからが本題です。 現在94名がお申し込み済です。
Testing Catalogが公開したリーク記事によると、Google I/O 2026(5月19〜20日)でStitchの大型アップデートが発表される見込みです。 https://www.testingcatalog.com/exclusive-early-look-at-upcoming-vibe-design-tool-from-google/ 未確定情報ではありますが、実際のUIスクリーンショットも含まれており、信憑性は高いと見ています。 注目すべき新機能は4つあります。
フラットなキャンバスが消えます。 従来のデザインツールは、白い平面にフレームを並べる形式でした。Stitchの次期バージョンでは、VR的な3D空間の中でデザインを配置・操作する「空間デザイン環境」に移行します。 これは見た目のインパクトだけの話ではありません。複数画面の関係性を空間的に把握できるため、画面遷移の設計やプロトタイピングが直感的になります。
キーボードもマウスも使わずにデザインできる時代が来ます。 Stitchに搭載される音声エージェントは、音声で対話しながらデザインの変更、提案、ブレインストーミングができる機能です。 複数の声から好みのものを選べます。プロンプトバーが光って音声で応答する演出もあり、まさに「相棒と会話しながらデザインする」体験です。 「このボタンをもっと目立たせて」「ヘッダーにナビゲーションを追加して」。そんな指示がそのまま通る世界を想像してみてください。
デザインだけでなく、検証まで一気通貫になります。 画面間の遷移を可視化する機能、ユーザーテスト用のQRコード自動生成、そして「足りない画面を提案する」機能が追加されます。特に最後の機能は強烈です。AIが設計の抜け漏れを指摘してくれるということです。 「ログイン画面はあるけど、パスワードリセット画面がないですよ」。そんなフィードバックをツールが自動で出してくれる世界です。
ここが最大のインパクトです。 現行のStitchはFigmaへのエクスポートが主な出口でした。次期バージョンでは、デザインから「動作するReactアプリケーション」を直接書き出せるようになります。 モックアップではありません。実際に動くコードです。デザインからコードへの変換という、これまで何年も「理想」として語られてきたことが、現実になろうとしています。
この4つの機能を俯瞰すると、1つの方向性が見えてきます。 デザインツールは「操作する道具」から「対話する相棒」に変わる。 今までのデザイナーの仕事は、頭の中のイメージを「ツールの操作方法」に翻訳する作業でした。レイヤーを作り、フレームを配置し、コンポーネントを組み、プロトタイプのリンクを手で繋ぐ。その操作スキルこそがデザイナーの価値だった時代があります。 Stitchが示しているのは、その翻訳作業がなくなる未来です。 デザイナーに残るのは「何を作るか」「なぜ作るか」の判断です。ユーザーの課題を理解し、解決策を構想し、体験を設計する。その上流の思考こそが、AIに代替されない本質的な価値になります。 逆に言えば、「Figmaの操作が速い」だけを武器にしているデザイナーは、かなり厳しい状況に追い込まれます。
「じゃあFigmaは終わりなのか?」という疑問が浮かぶかもしれません。 現時点での答えは「まだわからない(私はもう使っていません)」です。Figmaも2025年からAI機能を積極的に追加しています。 ただ、GoogleがGeminiという強力なAIエンジンを持ち、しかも無料で提供しているという事実は、競争環境を大きく変えます。 重要なのは、どのツールが勝つかではありません。「AIと対話しながらデザインする」という体験そのものが標準になるということです。ツールが変わっても、その本質は変わりません。
まずStitchを触ってください。 https://stitch.withgoogle.com/ Google Labsで無料で使えます。月350回の生成が可能です。テキストを入れるだけでUIが生成される体験を、まずは自分の手で確かめてみてください。 「AIデザインツールがどう進化するか」を頭で理解するのと、実際に触って体感するのでは、その後の行動が全く変わります。 Stitchの次期バージョンが発表される5月19日までに、現行版で「AIと一緒にデザインする感覚」を掴んでおくことをおすすめします。 https://hirocreguild-50.peatix.com/ デザインツールの進化は、デザイナーの脅威ではなく、デザイナーの本質的な価値を浮き彫りにするものです。操作から解放された先に、あなたの本当の強みが見えてきます。
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