Windowsユーザーは、Claude Codeの記事を読んでも半分くらいが自分に使えない情報です。Macの手順、Macのコマンド、Macのターミナル。「自分には関係ない」と閉じた経験があるなら、この記事はそのためにあります。 インストールから、セキュリティ設定、CLAUDE.md運用、Skills自動化まで——Windowsで使い倒すための手順をすべて書きます。
Claude Codeを始めようとして止まる場所は、ほぼ3パターンです。
①インストール環境の選択ミス
「PowerShellにnpm installを打ち込んだが動かない」。Windowsには「ネイティブ(PowerShell/Git Bash)」と「WSL2(Linuxサブシステム)」の2ルートがあります。どちらを選ぶかを知らないまま進むと、ここで詰まります。
②「claude is not recognized」エラー
インストールは成功しているのにclaudeが見つからないと言われる。PATHが更新されていないだけで、ターミナルを再起動すれば解決することがほとんどです。
③セキュリティ警告で止まる
会社のPCでセキュリティソフトがインストーラをブロックする。または、Claude Codeが「ファイルを編集してもいいですか?」と毎回確認してきて作業が止まる。許可設定の知識があれば、どちらも数分で解決します。
この3つさえ把握しておけば、あとは手順通りに進めるだけです。
Claude Code 知らないと損する40のワザ
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インストール前に確認が必要なことが1つあります。Claude Codeは有料プランが必要です。 2026年4月時点の料金は以下のとおりです(月払い)。
| プラン | 月額(USD) | Claude Code |
|---|---|---|
| Pro | $20 | 利用可(使用量制限あり) |
| Max $100 | $100 | Pro比5倍の使用量 |
| Max $200 | $200 | Pro比20倍の使用量 |
| Teams Premium | $125/シート(年払い$100) | 5シート以上から |
| API従量課金 | 使った分だけ | 上級者向け |
毎日業務で使うならMax $100が現実的です。週に数回のライトユーザーはProで十分です。迷ったらProから始めて、物足りなくなったら上げる順番が正解です。 https://claude.com/pricing
Windowsには2つのインストールルートがあります。どちらで始めるかを先に決めてください。
こんな人向け:Linuxの知識がない、とにかく手軽に始めたい 前提ツール:Git for Windows(無料)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
claude と入力してEnterこんな人向け:Dockerを使う、シェルスクリプトを活用したい、Hooks・MCP連携を本格的に使う予定がある ファイル操作の安定性と拡張性は、WSL2の方が上です。すでにWSL2を使っている方はこちらで進めてください。
wsl --install
PC再起動が求められた場合は再起動してください。 2. WSLターミナル(Ubuntu等)を開いて以下を実行
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
claude と入力してEnterでログインすぐ始めたい / Linuxが初めて → ルートA(Git Bash)
本格的に使い込む予定 / 既にWSL環境がある → ルートB(WSL2)
まずルートAで動かしてみて、不足を感じたらWSL2に移行する方法が最もリスクが低いです。
Claude Codeを会社のPCや共有環境で使う場合、セキュリティ設定の理解は必須です。
Claude Codeは、ファイルの編集・作成・コマンド実行の前に許可を求めます。毎回「y」を押すのは面倒ですが、これが安全装置です。
許可の設定は .claude/settings.json で管理します。プロジェクトごとに設定ファイルを置くことで、「このフォルダでは何を許可するか」を明示できます。
設定例(基本):
{
"permissions": {
"allow": [
"Read(**)",
"Write(~/Documents/project/**)",
"Bash(git *)"
],
"deny": [
"Bash(rm -rf *)",
"Bash(curl *)"
]
}
}
allow にパターンを書くと、そのコマンドは確認なしで実行されます。deny に書いたコマンドはブロックされます。
Hooks(フック)は、Claude Codeが何かをする直前・直後に自動で動くスクリプトです。
たとえば、「ファイルを編集しようとした時に、Gitの差分を自動で確認する」「外部URLにアクセスしようとしたら警告を出す」といった制御ができます。
設定は同じく .claude/settings.json に書きます。
{
"hooks": {
"PreToolUse": [
{
"matcher": "Bash",
"hooks": [
{
"type": "command",
"command": "echo '実行するコマンド: ' $CLAUDE_TOOL_INPUT"
}
]
}
]
}
}
PreToolUse(実行前)とPostToolUse(実行後)の2種類があります。PreToolUseのフックは、exitコード2とJSON出力のpermissionDecision: "deny"を組み合わせることでツール実行をブロックできます。つまり「この操作は許可しない」という安全弁を自分で設定できます。
会社のセキュリティソフトがClaude Codeのインストーラをブロックする場合は、IT部門にインストーラのURLをホワイトリストに追加してもらう必要があります。対象ドメインは claude.ai です。
ブラウザでのOAuth認証がブロックされる場合は、claude コマンドに --login オプションを付けて手動ログインを試みてください。
Claude Codeはインストールした直後、あなたのことを何も知りません。あなたが誰で、どんな仕事をしていて、どんなルールで動いてほしいか。これを1度書いておくファイルが CLAUDE.md です。 CLAUDE.md を置いておけば、毎回同じことを説明しなくて済みます。
Claude Codeには2種類のCLAUDE.mdがあります。
| ファイル | 場所 | 用途 |
|---|---|---|
| グローバル | C:\Users\{ユーザー名}\.claude\CLAUDE.md | 全プロジェクト共通のルール |
| プロジェクト | プロジェクトフォルダ直下の CLAUDE.md | そのプロジェクト専用のルール |
Windowsのパスは C:\Users\{ユーザー名}\.claude\CLAUDE.md です。ファイルエクスプローラーでは隠しファイル(.claudeフォルダ)が見えない場合があるので、「表示 → 隠しファイル」をオンにしてください。
## 私について
- 名前: (あなたの名前)
- 職業: (あなたの仕事)
- 会社: (会社名や部署)
## 振る舞いルール
- 回答は日本語で返す
- 確認が必要な時だけ質問する
- それ以外は自分で判断して進める
- 簡潔に答える
## やってほしいこと(優先)
- (あなたが一番よく頼む作業を書く)
## 絶対にやらないこと
- ファイルを削除しない(ゴミ箱移動のみOK)
- 確認なしに外部サービスへ送信しない
この4項目があるだけで、Claude Codeの返答が自分用に最適化されます。「汎用AIアシスタント」から「自分専用の秘書」に変わる、最短の手順です。
最初から完璧に書こうとしないでください。使いながら気になったことを1行ずつ追加していくのが正しい育て方です。 「さっきの応答が良かった」→ その指示をCLAUDE.mdに追加。 「毎回同じ説明をしている」→ それをCLAUDE.mdに書く。 この繰り返しで、3ヶ月後には自分だけの専用AIになります。
Skills(スキル)は、よく使う作業の手順書をMarkdownファイルに書いておくカスタム運用のしくみです。/スキル名 と入力するだけで、書いた手順通りにClaude Codeが動きます。公式機能ではなく、CLAUDE.mdを経由してファイルを読ませるパターンですが、多くのユーザーがこの方法で自動化を構築しています。
Windowsでのスキルファイルの置き場所:
C:\Users\{ユーザー名}\.claude\skills\スキル名.md
または、プロジェクト内に置く場合:
プロジェクトフォルダ\.claude\skills\スキル名.md
WSL2を使っている場合は、Linuxのホームディレクトリ(~/.claude/skills/)に置きます。
例:メール返信スキル
# reply — メール返信
## あなたの役割
受け取ったメール本文を読み、丁寧かつ簡潔な返信文を書いてください。
## ルール
- 敬語を使う
- 3段落以内にまとめる
- 結論を最初に書く
- 余計な前置きを入れない
## 手順
1. 相手の要件を1文で把握する
2. 返信の結論を先に書く
3. 補足説明を1〜2段落で添える
4. 締め文を入れる
Claude Codeの会話中に:
/reply 以下のメールに返信して
(メール本文をここに貼る)
これだけで、スキルファイルに書いたルールに従って返信文が作られます。
業種や職種に関係なく、この3つから始めることをおすすめします。 1. 作るスキル(一番よく使う「作る作業」を自動化)
/report(日報自動生成)、/proposal(企画書下書き)
2. レビュースキル(作ったものを批判的にチェック)/review(文章・資料を客観的にチェックする)
3. 調査スキル(情報を集めて整理する)/research(テーマを調べてまとめる)
この3つがあれば「調べる → 作る → 確認する」の基本サイクルが回ります。スキルファイルは文字コードをUTF-8で保存してください。メモ帳(Windows 11以降)はデフォルトUTF-8なのでそのまま使えます。Shift-JISで保存すると日本語が文字化けします。
設定が終わったら、まず動かしてみることが大事です。以下の5つの指示は、非エンジニアが最初に試すべきコマンドです。 ①このフォルダの中身を教えて
このフォルダに何があるか説明して
フォルダ構成を読んで、ファイルの概要を日本語で教えてくれます。 ②Excelデータを整理して
このCSVファイルを読んで、売上の多い順に並べ直したファイルを作って
CSVファイルをドラッグするか、パスを指定するだけです。コードは不要です。 ③会議の議事録を作って
この箇条書きから、議事録の形式に整えて。
・(箇条書きメモを貼る)
④メール文面を作って
以下の内容で、取引先へのお詫びメールを書いて。
内容:(状況を箇条書きで)
⑤作業を記録して
今日やったことをまとめて、日報形式にして
これらは全部、日本語で話しかけるだけです。プログラミングの知識は不要です。
この記事でやったことを確認します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex)claude が動くことを確認した~/.claude/CLAUDE.md を作って自己紹介と基本ルールを書いた.claude/settings.json で許可・拒否設定を書いた/スキル名 で呼び出せた
全部チェックが入れば、Windowsで使い倒す環境が揃っています。
ここから先は使いながら育てていくだけです。スキルを増やし、CLAUDE.mdを育て、Hooksで自動化を積み上げていく。毎日少し賢くなるAIと一緒に仕事をする感覚は、使い始めてからしか分かりません。
まず claude と打って、日本語で話しかけてみてください。
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