「こういうアプリがあったら便利なのに」 デザイナーなら一度は思ったことがあるはずです。 Figmaで画面を描いて、エンジニアに渡して、2週間待って、戻ってきたものが微妙に違う。 その繰り返しに、正直うんざりしていませんか。 2026年3月、a16zが発表した「Top 100 Gen AIアプリ」第6版に、異変が起きています。 ランキングに「vibe coding」ツールが一気に台頭しました。
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vibe codingは、2025年2月にOpenAI共同創業者のアンドレイ・カルパシーが提唱した概念です。 定義はシンプル。 「コードを書くのではなく、作りたいものを言葉で伝えてAIに作らせる」。 カルパシーはこう表現しました。
「バイブスに身を委ね、コードの存在を忘れる」。 これは冗談ではありません。 Collins英語辞典の2025年Word of the Yearに選ばれ、Merriam-Websterにもスラングとして登録されました。 そして2026年、vibe codingは「流行語」から「実用ツール」になりました。 \ Gemini Canvas × Google Sticth 解説 / 40分のランチウェビナーを開催します! テーマは「Vibe Coding」です。
a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)は半年ごとに、世界で最も使われている生成AIアプリのトップ100を発表しています。 2026年3月の第6版で注目すべき変化があります。 「Replit」と「Lovable」がランクイン。 「Claude Code」もClaudeの主要機能として名前が挙がりました。 これらはすべてvibe codingツールです。 具体的に何ができるかというと、こうです。 「Lovable」に「予約管理アプリを作って。カレンダー表示で、スマホ対応で」と打ち込む。 数分後、動くアプリが出てきます。 「Claude Code」にターミナルから「このCSVデータを可視化するダッシュボードを作って」と頼む。 コードが自動で生成され、ブラウザで開ける状態まで仕上がります。 エンジニアに依頼する必要がありません。 Figmaでモックを作って仕様書を書く工程も、いらなくなりつつあります。
3つの理由があります。 1. ツールの品質が「実用レベル」に到達した 2025年まで、vibe codingツールの出力は「おもちゃ」レベルでした。 見た目はそこそこだけど、本番で使えるものではなかった。 2026年は違います。 Lovableの評価額は66億ドルに到達。Replitはモバイルアプリのvibe codingにも対応しました。 Claude Codeは半年で年間売上10億ドルを突破し、「自分自身のコードの90%をAIが書いている」と公表しています。 品質と信頼性が、プロの現場で使えるラインを超えました。 2. 「作れるデザイナー」と「作れないデザイナー」の差が開き始めた Figmaで美しい画面を作れるデザイナーは、たくさんいます。 でも「Figmaで描いたものを、自分で動くプロダクトにできる」デザイナーは、まだ少数です。 vibe codingは、この少数派に一気になれるチャンスです。 コードを学ぶ必要はありません。 「何を作りたいか」を言語化する力があれば、それで十分です。 それは、デザイナーがずっと磨いてきた力そのものです。 3. 「AIエージェント」時代の入り口になる a16zの同じランキングで、もう1つの大きなトレンドが「水平型AIエージェント」です。 ManusやGenspark といったツールは、リサーチからスプレッドシート分析、スライド作成まで、タスクを丸ごとAIに任せられます。 vibe codingは、この「AIにタスクを任せる」思考の入り口です。 「作りたいものを言葉で伝える → AIが作る → 結果を確認して修正する」。 この循環に慣れることが、AIエージェント時代を生き抜く基礎体力になります。
正直に言います。 私も最初は懐疑的でした。 「AIが書いたコードなんて、まともに動くわけがない」と。 でも実際に試してみたら、認識が変わりました。 私は「Claude Code」を使って、自分のnote記事の管理ツールを作りました。 記事タイトル、公開日、カテゴリ、閲覧数を一覧で見られるダッシュボードです。 やったことは、こうです。
ここで誤解のないように書いておきます。 vibe codingでできることには限界があります。
1. 「Lovable」か「Replit」で1つ作ってみる まずは無料プランで十分です。 「自分のポートフォリオサイトを作って」でもいい。 「お気に入りのフォント一覧を表示するツールを作って」でもいい。 5分で動くものが出てくる体験を、一度してみてください。 2. 「Claude Code」を試す Anthropicの「Claude Code」は、ターミナルから使えるvibe codingツールです。 npmでインストールできます。 普段の業務で「これ、ちょっとしたツールがあれば楽なのに」と思うことを、AIに作らせてみてください。 3. 「作りたいもの」を言語化する習慣をつける vibe codingで最も重要なのは、プロンプトの精度です。 「なんとなくいい感じのアプリ」では、AIも「なんとなく」のものしか作れません。 「誰が」「何のために」「どう使うか」を明確にする。 それはデザイン思考そのものです。