※ この記事はアップデートする度に値上げします。冒頭を試し読みいただき、価値を感じた方は早めに購入することをお薦めします。 ノンデザイナーの方が読むと最も多くの気付きがあると思います。しかし、「宇宙の法則」や「マーケティング」などの知見をマージさせたデザイン系の情報は他で見たことがないため、デザイナーでも発見があるかもしれません。 100%、私が考えながらタイピングして書き上げた力作です。AIによる一発生成は楽ですが、執筆中に出るアイデアとの出会いがありません。これからもこの出会いを求めるべく、記事を育てていきますので、長くお付き合いいただけると嬉しいです。 ありがたいコメントを頂きました。ご本人から許可いただけたので、共有させていただきます。よりわかりやすく、成長につながる情報にアップデートしていくエネルギーになるため、感想は引き続き大歓迎です。
Amazon 売れ筋ランキング 商業デザイン売上 1位 を記録
世の中の99%の人が「デザインされた広告やスライド、Webサイト」に価値があると思っています。(Voicyでも話しています) ChatGPTのGPT-4oモデルで広告が生成できるようになり、多くの方がデザインに触れています。そのような状況下で共有されるSNSの投稿を読んで、より強く冒頭に申し上げたことを感じるようになりました。 参考:【私の活用事例】ChatGPT GPT-4oによる画像生成 「この広告かっこいい!」「このデザインが美しいね」など ただ、そう思われた時点で広告やデザインが余計な情報を与えています。 良いデザインとは、価値だけが際立っている状態を指します。そこにデザインがあることすら気づかれない。「解決」「価値」だけが残るものが、真に価値のあるデザインです。 なので、良いデザインを見つけるのは至難の業です。つい買ってしまった商品や、ついクリックしてしまった広告があったら、「なぜ行動してしまったんだろう?」を突き詰める必要があります。 このように、実は「デザインされた対象」には価値はなく、その対象を見た相手が「何を感じたか」にしか価値がありません。 デザインした広告を見て、感情が動き、行動する。この一連の流れが達成されなければ、その広告がどれだけ美しくても、ただ予算を溶かしているだけです。 まずはこの事実を知ったうえで、価値のあるデザインとは何かを解説していきます。今回はわかりやすく、「広告」を例にします。 私は2012年からデザイナーを生業としながら、コーディング、プログラミングや、Webサイト、アプリケーションUIのデザイン、開発、ブランディイング、マーケティング、コピーライティング、生成AI などを学んできました。 主な担当実績としては「西武渋谷店のプライベートブランドのロゴマーク」「大手企業の大ヒット焼肉グリルのアートディレクション」「SHIFT AI のデザイン監修」などがあります。
2025年3月に登壇した「AI × デザインセミナー」のレポート デザインを主軸にさまざまなビジネススキルをインプットした知見から解説できますので、この記事が「普遍的な武器」になれば嬉しいです。
広告に限らず、全ての仕事が下記のステップで進みます(進むべきです)。 「知る」「考える」「行う」順番で進めることで、成功確率が格段に上がります。 また、各工程でAIを活用することをお薦めします。 「0→1」と「99→100」を人、「1→99」をAIが担う構成が、AI時代は主流になっていくと、私は予想しています。 ステップごとのAI活用解説はこちら
「デザインとは何ですか?」 そんな質問をされたら、あなたは何と答えますか? 私なら「間の工夫(設計)」と答えます。 「デザイン」と言ってもその領域は様々です。極論、この世にデザインされていないものは存在しません。全ては何らかの「間」によって存在しています。 AI時代は「機能的価値」はコモディティ化するでしょう。そんな時に他と差別化できるのは「情緒的価値」しかありません。 機能的価値は「ニーズ」に置き換えられます。それがないと、目的を達成できないもの。この領域はどんどんAIが担っていきます。人員削減が進むのも、この領域です。 情緒的価値は「ウォンツ」に置き換えられます。なくても問題ないが、あった方が欲求がより満たされるもの。時計、椅子、車などは安価なものでも機能を満たすことができます。なのに、わざわざ数倍〜数百倍の値段で高級ブランドを購入する。これがウォンツです。 私たちは、このウォンツをデザインする機会が増えていくと思います。ということは、やはり良いもの、良い体験、良いエンタメを知っていることがとても重要になっていくということです。 届ける情報の性質も、メディアによって異なります。ざっくり言うと、「相手から頂くことができる時間」によって、掲載すべき情報が変わってきます。 下記の図で言うと、上にいくほど「知るデザイン」であり、下に行くほど「使う」デザインです。前者の方が所要時間が短く、後者の方が所要時間が長いです。
デザインするうえで、マーケティングの座組は把握しておく必要があります。広告は「点」です。相手を動かすには「線」「面」で考えないといけません。 北の達人コーポレーション 木下 勝寿氏の著書で紹介されている下記の図は、マーケティングの「マの字」も知らなかった私に大きな刺激を与えてくれました。私もマーケティングへの興味は、この図から始まりました。
「ターゲットの悩み」「自分の価値」「競合」を知る工程です。 一番重要なのは「ターゲットの悩み」です。 ここが明確じゃないと、絶対に最適な価値提供はできません。この悩みを知るうえで、重要なのが「その人の周辺や経験」です。 万物は単独で存在しているわけではなく、相対的です。外部との関係性によって成り立っているので、当然届ける相手の周辺を知る必要があるのです。
少しスピリチュアルな話に聞こえるかもしれないですが、「宇宙の法則」から知るのが近道です。私たちは「宇宙」の中に存在する “粒” でしかありません。なので、最上位レイヤーである「宇宙の法則・思想」を知ることは必須です。 宇宙の思想を知ることで、その中にあるレイヤーの基礎を知ることができます。個人個人で考え方が違いますが、「本能」は数万年かけて構築されたものなので、そう簡単には変わりません。この本能 = 人類の理解 → 宇宙の理解と辿ることで、広告を届ける相手の理解を促進させるのです。 人は、「宇宙OS」を持つPC内にある計算機と例えると、もしかしたらわかりやすいかもしれません。その行動はOSに依存します。であれば、OSの特徴を知ることで、その中に存在するツールやファイルがどのような挙動をするかを把握しやすくなります。 私は宇宙の思想に2025年1月頃に気付きました。それは「増」です。 宇宙は絶えなく拡大しています。宇宙の中にいる存在も、その思想に沿って拡大しようとすると、宇宙と調和できます。調和することで、パフォーマンスを最大にすることが可能になります。 具体的には、「人類全体で繁栄しよう」という気持ちが大事です。京セラを復活させた稲森和夫さんの著書がとても参考になるので、興味がある方はぜひ読んでみてください。 「宇宙の話は少し難しい…」という感想を頂きました。しかし、その方は「心」を読んだ後だと、内容をすっと理解できたようです。 「人類全体で繁栄しよう」をさらに具体化すると、他人を思いやる「利他の心」です。「自分ばかり得すれば良い」という考えでは、決して繁栄できません。最初はうまくいっても、宇宙の思想から外れるため、徐々に衰退します。 逆に、人類全体にとって価値のある行いをすれば、宇宙の思想と調和し、加速度的に繁栄します。宇宙の思想の話が長くなりましたが、どの行いをするにも重要な知識なので、ぜひご自身でも調べて理解することをお薦めします。 一見、「今回の記事と関係ない話?」と感じた人もいるかもしれません。 しかし、宇宙を知ることは「自分がすべきこと」と「相手の望むもの・特徴」を知る工程においてとても重要です。例えるなら、ゲームのルールを熟知していた方が勝ちやすいのと同じです。 相手が「個々に持つアルゴリズム」に加え、人の癖や宇宙の癖を知ることで、意図した結果を生むパラメータ(= 広告などの情報)を考えることができるのです。
宇宙の特徴がわかった後は、広告を見る相手の環境や経験を探ります。相手は、その人単独で存在しているわけではありません。常に外部からの情報を取得し、その人のアルゴリズム・思考がアップデートされています。 さらに、その人の生まれてから今までの経験が加わり、とても複雑なアルゴリズムが構築されています。このアルゴリズムに広告を入力し、こちらが意図した出力=行動してもらうのは至難の業です。 これを解消するには、相手を知って知って知りまくるしかありません。残念ながら裏技はなく、愚直に知ろうとするしかありません。ただ、知ることに時間をかけすぎてもいけません。知った後はテスト。テストを何回も繰り返し、当たる広告を見つけることが重要です。 何が当たるかは、届ける相手しか知りません。知ることが重要なのと同様に、テストも何回も行うことが大切です。
Feloならマインドマップも生成してくれるので、情報を俯瞰するのに便利です。 Feloのトピック機能を使うと、例えばクライアントを熟知したAIを作ることができます。まるでいつでも対応してくれる専属の秘書のようです。 https://felo.ai/?invite=pPvgJor4YDBMr インターネットにない情報は、外部から得る必要があります。受託案件であれば、クライアントにヒアリングします。そこで重要なのが、やはりヒアリング力・課題発見力です。 言われたことをそのまま実行するのではAI以下です。相手から現状の課題を聞きつつ、「本当の課題はそれなのか?」と深ぼっていく必要があります。 クライアントが本当の課題に気付いているケースは稀です。気付いているなら、とっくに自分たちで解決しているからです。 デザインする側は、本当の課題を見つけ、その課題に対応する解決策を提案します。これは患者と医者のような関係です。患者が症状を伝え、医者が検査し、原因を特定し、適切な処方をする。処方された薬ことが、今回の話で言うと「広告」です。 薬に価値がないのと同じで、広告にも価値がないというのを少し感じていただけたでしょうか?薬ではなく、健康になった状態の相手が価値です。そのために医者は問診(ヒアリング)します。 価値がある場所を見誤らないよう、ここまでの内容だけでも何度も読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに、私はヒアリング時に相手からの許可を頂いたうえで「PLAUD」という録音ツールを使用しています。AI搭載アプリと連携できるので、録音データからの議事録生成や要約、チャット形式での質疑も可能。とても小さくて薄いプロダクトなので、服につけても目立ちません。 このプロダクトはPLAUDさんからご提供いただきました。発信を続けていると、素晴らしいプロダクトを試す機会が増えるのもメリットです。
相手を知ることができたら、次は自分が提供できる価値を棚卸しします。ここで重要なのが「自分が提供したいこと」を主軸に考えないことです。 目的は相手の悩みの解消です。極論、あなたの価値なんてどうでも良い。「相手の悩みを解消できることが、たまたま自分が提供できるこの価値で対応できる」となったら、それを伝えましょう。 一方、相手の悩みを自分の価値だけで対応できない場合。ここで「すみません、私はここまでしかできません」というには三流。解決するレベルまでいける他の人と組んで対応しましょう。相手にとって、こちらが何をできるかは興味ありません。とにかく相手の変化にコミットすることが重要です。
ターゲットと自分の価値を知ることができたら、次は「競合を知る」工程です。自分と同じような価値を提供している業者が他にいるなら、自分は存在している意味がありません。既に同じ価値を提供している業者がいる場合、価値をずらす必要があります。 具体的にはその業者が解決したあとに生まれる悩みや、その業者では解決しきれていない悩みを発見し、そこめがけて価値を調整すると良いです。全く違う価値にする必要はありません。お客さんの課題は次から次へと出てくるので、そこに刺さる価値へ転換しましょう。
知る工程が完了したら、次は「考える」工程です。ここで満足に「知る」ことができていない場合、後工程は全て無駄になります。少しでも不安要素があるなら、「知る」工程に戻って調査を続けてください。 考える工程では、届けたい価値をどのように届けるかを明確にします。ここで重要なのがコアアイデア・コアコンセプト。あなたが届ける価値の、さらに本質的な価値を明確にし、それを言語化します。
ここでも、自分視点にならず、相手視点で考えることが重要です。さらに言うと、プロジェクト全員が同じベクトルを向くことができるシンプルで記憶しやすい言葉が望ましいです。 ユニクロのメッセージに「LifeWear」という言葉があります。この8文字の開発に5年を費やしたそうです。「言葉」というのは、それほど長い月日を要するケースがあります。短いコピーに数百万円という値がつくのも、納得ですね。 広告の例でいうと、この工程で掲載すべき言葉を決めます。メインコピー、サブコピー、アイキャッチ、CTA(行動喚起)など、どのような戦略で情報を組むかを考案。これらを決めるには「コピーライティング」「セールス」「マーケティング」「ブランディング」「色彩心理学」「脳科学」「行動経済学」などの知識が役に立ちます。 これらを、広告のサイズや広告が見られる環境、隣合う情報、時間帯などを加味してデザインします。 上記もFeloなどのAIツールで考えてもらうことが可能です。
ようやく最後の工程です。ここでやっと作り始めます。考える固定で明確にしたコアアイデア、掲載する情報を配置していきます。 ここで重要なのは、視線導線。何を見てもらい、どのような順序で情報を読んでもらうかを確実にコントロールする必要があります。このコントロールのために、文字の大きさのメリハリや、色のコントラストを機能させるのです。決して、見た目を良くするためだけに行うのではありません。 「見た目が良い」というのは見てもらうための1つの手段でしかありません。ダサくたって良いんです。見てもらって行動してもらえるなら、それは成功した広告と言えます。逆に、見た目が良くても行動させることができない広告は無価値です。先ほども申し上げたとおり、眼福ボランティアになってしまいます。 広告をはじめ、全ての情報は「見出し」が命です。つまり、最初に読む文字で興味を引くことができなければ、そこで試合終了です。1行目は2行目を読んでもらうため、2行目は3行目を読んでもらうために存在します。全てはクリエイティブのリレーです。うまくバトンを渡してあげましょう。
広告にはセールスを目的としたものと、ブランドイメージ向上を目的としたものがあります。これらが存在するので、ノンデザイナーや経験が浅いデザイナーは勘違いするのだと思います。直近の売上アップを目的としていない広告も存在するということは覚えておいてください。 これは持論です。デザインは「機能」と「装飾」があると言っている人がいますが、私は「機能」しかないと考えています。「機能」の中に「装飾」という要素がある。機能が全てです。機能させるための手法として、装飾したり、見え方を変えたりする。「機能」と「装飾」は並列ではなく、主従関係にあります。 行う工程はChatGPTのGPT-4oモデルの進化によって、誰でも担当できるようになりました。見た目が良いだけの広告は量産されていくでしょう。しかし、重要なのは「行う」前の「知る」と「考える」です。この2つを間違えると、100案広告を作っても無駄です。このことは、まだ理解していない人がとても多いので、この記事を読んでいる人たちが啓蒙していってくれると幸いです。 そして、アイデアを枯渇させないために日々のインプットも欠かせません。センスは知識から構成させるものであり、勝手に養われるものではありません。良い広告やデザインにたくさん触れることが重要です。 センスと言語化スキルさえあれば、AIで何でも生成できます。下記はGensparkのイメージスタジオで生成した画像です。写真・イラスト・CG・アブストラクト(抽象画)、Webサイトの見本…何でもいけます。
「デザインの価値は、見た目ではなく相手の脳に出力される像」ということに共感いただけましたでしょうか?デザインの分野に限らず、全ての仕事の価値は「受け手の変化」です。その変化が大きいほど、価値が大きいと言えます。その大きさによって、価格も高くなる。 私はデザイナーでありながら、デザインに対してドライです。ただ、決して冷めているという意味ではありません。常にニュートラルな立場で、フラットに物事を見ることが大切です。デザインやAIをツールとして使いこなすべく、相手の変化を最大化する試みを、今後も続けていきたいと思います。