「この資料、どうも分かりにくい…」 「作成に時間がかかりすぎる…」 ビジネスパーソンなら誰もが一度は抱える資料作成の悩み。 伝えたいことはたくさんあるのに、なぜか相手に意図が伝わらない。そんな経験はありませんか? 実はその悩み、特別なデザインスキルがなくても、AIを活用することで解決できるかもしれません。 本記事では、デザイン未経験者でも「わかりにくい資料」を「一目で伝わる資料」に劇的に変身させられる、AIを活用した3つの実践ステップをご紹介します。 Amazon 売れ筋ランキング 商業デザイン売上 1位 を記録(10/15 調べ) 【 無料セミナー情報 】 ※本記事は、このセミナーの内容を基に執筆しています。 未経験から学ぶ「AI×デザイン」超入門 「分かりにくい」をなくす!伝え方イノベーション術 詳細はこちら https://gais.jp/gais20/ YouTubeでも同じテーマでお話ししました。 ながらインプットしたい方はぜひご活用ください。 https://youtu.be/v-q8m3jsRHA?si=XL2fi3Oj9eqp9AnY
まず、よくある「わかりにくい資料」の例を見てみましょう。
当社の新サービス「AIコンシェルジュ」について ・ターゲット層は主に中小企業であり、特にDX化の遅れが課題となっている企業を対象とする。 ・提供するソリューションは、低コストで導入可能なAIチャットボットであり、WEBサイトに埋め込むことで機能する。 ・特徴としては、高度な自然言語処理技術を活用しており、FAQの自動生成機能や有人チャットへのスムーズな連携機能、さらには顧客からの問い合わせデータの分析機能も有している。 ・導入によるメリットは、顧客対応を24時間365日自動化できることによる機会損失の防止、オペレーターの人件費削減、そして問い合わせへの即時応答による顧客満足度の向上などが挙げられる。
こうした資料は、単に「伝わらない」で終わる問題ではありません。実は、ビジネスにおいて具体的な「損失」を生み出しているのです。 例えば、マッキンゼー・グローバル・インスティテュートの調査によると、従業員は勤務時間のうち平均1.8時間、週に換算すると9.3時間もの時間を情報の検索と収集に費やしていると報告されています。 これは、実質的に5人雇っても1人は常に情報探しをしているような状態であり、生産性を大きく損なっていることを意味します。 さらに、米国人材マネジメント協会(SHRM)が紹介した調査では、不十分なコミュニケーションが原因で、従業員10万人規模の企業では年間平均6,240万ドル(約90億円以上)もの損失が出ていると試算されています。
ここからは、AIツールを駆使して、先ほどの資料を改善していきます。
まず取り掛かるべきは、情報の整理です。ゴチャゴチャした文章をAI(ChatGPTなど)に読み込ませ、以下のような指示(プロンプト)を与えてみましょう。
プロンプト例 あなたは優秀なコンサルタントです。「テキスト」を、ビジネスプレゼン用に『①課題』『②解決策』『③導入メリット』の3つの要点に整理し、それぞれ箇条書きでまとめてください。
title: 当社の新サービス「AIコンシェルジュ」について ・ターゲット層は主に中小企業であり、特にDX化の遅れが課題となっている企業を対象とする。 ・提供するソリューションは、低コストで導入可能なAIチャットボットであり、WEBサイトに埋め込むことで機能する。 ・特徴としては、高度な自然言語処理技術を活用しており、FAQの自動生成機能や有人チャットへのスムーズな連携機能、さらには顧客からの問い合わせデータの分析機能も有している。 ・導入によるメリットは、顧客対応を24時間365日自動化できることによる機会損失の防止、オペレーターの人件費削減、そして問い合わせへの即時応答による顧客満足度の向上などが挙げられる。 入力例(ChatGPT) 出力例(ChatGPT) AIは瞬時に文章の意図を汲み取り、情報を整理して分かりやすい構成案を提示してくれます。これだけで資料の骨子が明確になり、話の道筋が見えてきます。
次に、整理された情報の中から、特に伝えたい部分をAIツールを使って「図解」に変換します。 今回は ①〜③ を1ページずつにして生成します。
プロンプト例: 「テキスト」を基に、図解を作成してください。
① 課題 ・中小企業ではDX化が遅れており、顧客対応の効率化が進んでいない ・Webサイトでの問い合わせ対応が属人的で、リソース不足が発生しがち ・夜間や休日など、対応時間外の問い合わせに機会損失が生まれている ② 解決策 ・低コストで導入できるAIチャットボット「AIコンシェルジュ」を提供 ・Webサイトに埋め込むだけで利用可能 ・高度な自然言語処理でFAQを自動生成し、有人チャットとの連携も可能 ・問い合わせデータを自動分析して改善に活用 ③ 導入 ・メリット24時間365日の自動対応により機会損失を防止 ・オペレーターの稼働削減による人件費の最適化 ・即時応答による顧客満足度の向上 ① 課題 ② 解決策 ③ 導入 この指示だけで、AIは文字情報を瞬時に視覚的なサイクル図へと変換してくれます。 テキストで読むよりも、要素間の関係性が一目で直感的に理解できるようになります。複雑な概念も、AIに頼めば最適なビジュアル表現に落とし込むことが可能です。 また、プロンプトを少し変えるだけで違った印象のスライドになります。
「テキスト」を基に、図解を作成してください。
① 課題 ・中小企業ではDX化が遅れており、顧客対応の効率化が進んでいない ・Webサイトでの問い合わせ対応が属人的で、リソース不足が発生しがち ・夜間や休日など、対応時間外の問い合わせに機会損失が生まれている ① 課題 ② 解決策 ③ 導入
世界初のデザインエージェント「Lovart」で先ほど生成した画像を仕上げていきます。 https://www.lovart.ai/ja/home Lovart にアクセスし、左のボタンからプロジェクトを作成します。 プロジェクトの画面に移動するので、左にある「+」ボタンから修正したい画像をアップロードします。 画像を選択し、上部に表示されるバーから「要素を編集」を押します。 すると、選択した画像の右側に複製されました。 数分後、文字や画像を直接編集できるデータが配置されました。生成した画像を編集できるデータに変更できる機能は、2025年11月時点でとても画期的です。画像生成が1段階パワーアップしたと言えるでしょう。 比較するとわかるように、変換前(左・GPT Image 1 で生成)の画像は文字が崩れてしまっている場所があります。 しかし、変換後(右・Lovart)の画像は文字が補正されています。これを自動で実行してくれるのは便利ですね。 変換後のデータを編集している様子 https://twitter.com/kawai_design/status/1984862300147462232 画像の縦横比率(アスペクト比)を拡張 https://twitter.com/kawai_design/status/1984864360649633793 ダウンロードする前に、「マージ」を押し、各要素を再び1枚画像にする必要があります。これをしないと、ダウンロード時に各要素ごとのファイルに分割されてしまいます。 ダウンロードするには、画像選択後に右クリックを押し、「ダウンロード」を選択する
そして、わずか数分から十数分ほどのAIによる改善作業で完成した資料がこちらです。 ▼AIによって改善する前の資料 ▼AIによって改善された「伝わる」資料 その差は歴然です。 最初の文字だらけの資料と比較すると、その差は一目瞭然。 情報量は同じでも、整理され、図解され、適切なビジュアルが加わるだけで、ここまで「伝わりやすさ」は変わるのです。
AIを活用することで見えてくるのは、AIが単なる作業の自動化ツールではなく、私たちの「伝える力」そのものを拡張してくれる強力なパートナーであるという事実です。